扇谷記念スタジオ・シアターZOO

文:玉置 陽香 

 
川あり、池あり、公園あり。イベント帰りやススキノに繰り出す前にふらっと立ち寄りたくなる、そんなポイントに位置している[扇谷記念スタジオ・シアターZOO]さんへおじゃましてきました。小屋付きの笠島麻衣さんと阿部雅子さんの絶妙なトークで取材は終始爆笑!そんなZOOの情報をたっぷりお届けです。
地下に潜っていく独特の入り口です。わくわく…!!
 
シアターZOO基本情報
 
扇谷記念スタジオ・シアターZOOは演劇の振興や演劇を生かしたまちづくりを目的に、北海道演劇財団が運営している劇場です。
 
[ACCESS]
地下鉄南北線「中島公園」1番出口より徒歩5分。
 
〒064-0811
札幌市中央区南11条西1丁目ファミール中島公園B1F

電話&FAX (011)551-0909
E-mail 
zoo@h-paf.ne.jp
 

 中から振り返って見た入り口です。ZOOのイメージカラー赤と白が効いてます!

 

 

 

・演劇祭→「札幌劇場祭」のほか、若手育成と劇団のレベルアップを目指した独自の演劇祭が展開されています。

 

・人材育成ワークショップ→養成所運営やワークショップを開催しています。
・ネットワーク→芸術活動に広がりを持たせるべく、多方面と連携しています。
・貸し館→自主事業がない期間に貸し出しを行っています。ぜひ一度ご利用ください!「ZOOの新しい使い方を提案してくれる団体さん、ZOOでやりたい、ZOOじゃなきゃできない!と言ってくれる団体さん、待ってます!!(BY小屋付きさん)」
 
 
シアターZOOの良いところ
 
ZOOの良いところはなんといっても、劇場が公演を企画しているところ。フランチャイズ劇団には劇場と併設した稽古場が与えられており、劇団と劇場が密着した環境で数々の名作が生み出されていきます。
また、参加劇団を公募して毎月1回以上の公演をプロデュース。お客さんにより良いものを届けるために、応募団体は全国各地から厳選しています。様々な劇団の発想やパワーを取り入れるチャレンジを続けることで、常に新しいZOOを求めてチェンジ!チャレンジ&チェンジ!!!
 
小屋付きさんからのあれこれ
 
・おすすめのお店
食べ飲み屋SUWA!! ハムプロジェクトのすがの公さんが店長。演劇人が自然に集まるすてきなお店。他にもおいしいお店、たくさんありますよ~。
 
・裏話
→電話番号がそっくりの製麺屋さんがあるらしい……。年に数回は「かえ玉ください!」と電話がくるとか。きっと向こうにもZOO関係の間違い電話がかかっていますね~。

小屋付きの笠島さん(左)と阿部さん(右)と小鳥。ZOOには動物の小物や人形がたくさんです

・こだわり
こだわりの座布団と椅子。ふっかふかですね!
ZOOがこだわったのは、座布団!!たしかに一芝居観るとおしりが痛くなりますよね。しかしZOOの座布団は発注物の完全オリジナル。低反発素材使用でソフトにお尻をキャッチ!安心してお芝居に集中できちゃいます。よ~く吟味したおしゃれな椅子もちょっと良い気分にさせてくれるアイテムです。
 

・思い出

ZOOにはいろんな劇

劇団さんが置いていくものがいっぱい。なんとそのほとんどが劇で実際に使用した小道具や大道具。「あ、あの劇で使っていたテーブルだ!」なんてわかっちゃったら、マニアには嬉しいですよね。思いでが残る劇場、ZOOです!
 
・ハプニング
 
→演劇はナマもの、ということでハプニングはつきもの。本番直前にトイレが詰まったーとか、酔っ払いのいびきがすごい~とか…。小屋付きさん情報によると、酔っ払ってる人は入り口ではなぜかしっかりしているから気づきにくいのだとか。受付さんはお酒臭い人に注意!
 
 
取材担当者感想

「ふらっと立ち寄って演劇を楽しんで欲しい。多くのお客さんに演劇を味わって欲しい。演劇の可能性を模索し続けたい!」小屋付きさんへのインタビューで伝わってきたのはとにかくその思い!!小劇場ならではの自由な雰囲気や、アットホームで親密な空間をぜひ、ZOOで味わって欲しいです。ZOOの名とおり、動物園のようなワクワクの時間が楽しめますよ!

取材風景 ご協力、ありがとうございました!