文:玉置 陽香
川あり、池あり、公園あり。イベント帰りやススキノに繰り出す前にふらっと立ち寄りたくなる、そんなポイントに位置している[扇谷記念スタジオ・シアターZOO]さんへおじゃましてきました。小屋付きの笠島麻衣さんと阿部雅子さんの絶妙なトークで取材は終始爆笑!そんなZOOの情報をたっぷりお届けです。
地下に潜っていく独特の入り口です。わくわく…!!
シアターZOO基本情報
扇谷記念スタジオ・シアターZOOは演劇の振興や演劇を生かしたまちづくりを目的に、北海道演劇財団が運営している劇場です。
[ACCESS]
地下鉄南北線「中島公園」1番出口より徒歩5分。
〒064-0811
札幌市中央区南11条西1丁目ファミール中島公園B1F
電話&FAX (011)551-0909
E-mail zoo@h-paf.ne.jp
中から振り返って見た入り口です。ZOOのイメージカラー赤と白が効いてます!

※駐車場はございません。お車でお越しのお客様は、最寄りの有料駐車場をご利用ください。
シアターZOOの歴史
平成12年8月、株式会社小樽オルゴール堂から北海道演劇財団に対し、それまで事務所・倉庫として使用されていたマンション地下部分、約100坪の所有物件を贈与したいとの申し入れがありました。申し出に対し、あらゆる角度から調査・検討が行われ、改修費・開設準備費など、数千万の資金が必要との結論がだされました。当初は実現困難と思われましたが、いくつかの大きな援助要因が浮上した為、計画は一気に実現へと動き出します。
中でも大きなきっかけは故扇谷治男氏の夫人、高木久美子さんから寄付の申し出をいただいた事が挙げられます。扇谷氏は道内演劇人の職業環境改善や演劇財団設立に貢献されたばかりでなく、30年来の夢であった小劇場設立に何度も挑戦していらっしゃいましたが、その夢を果たせぬまま平成8年になくなられました。(故人のお名前をスタジオ名としていただきました。)その他にも、札幌小劇場の代表格であった「ルネッサンス・マリア・テアトロ」の閉鎖に伴い結成された「札幌の劇場を考える会」からの全面協力など、多くの方のお力添えをいただき、平成13年2月、小劇場「シアターZOO」の他、様々なイベントに対応できる「スタジオ1」、長期稽古場としての利用が可能な「スタジオ2」を備えた「扇谷記念スタジオ」が誕生しました。
※現在、スタジオ1およびスタジオ2の貸出しは行なっておりません
(ZOOホームページより引用)
シアターZOOの運営スタイル
・フランチャイズ劇団公演
→2つのフランチャイズ劇団がZOOを本拠地に活躍中。年数回の公演はもちろん、ZOOのスタジオで創った芝居を道内外に発信しています。
フランチャイズ劇団は、北海道演劇財団付属劇団のTPS(シアタープロジェクトさっぽろ)と、期限付きの契約をしている劇団弦巻楽団(2010年度まで)です。
・提携公演[Re:Z]
トイレに続く廊下に書かれた数々のサイン。
→全国の団体と提携し、毎月公演を行っています。[Re:Z](リゼット)とは、繰り返しZOOに来てほしいという願いのこもった「リピートZOO」の略称。青森や東京、なんとグローバルなことに韓国やイラクの団体が公演したことも。そんなZOOの壁には、たくさんの方のサインが!!おきにいりのあの人のサインを探してみては……?
・演劇祭→「札幌劇場祭」のほか、若手育成と劇団のレベルアップを目指した独自の演劇祭が展開されています。
・人材育成ワークショップ→養成所運営やワークショップを開催しています。
・ネットワーク→芸術活動に広がりを持たせるべく、多方面と連携しています。
・貸し館→自主事業がない期間に貸し出しを行っています。ぜひ一度ご利用ください!「ZOOの新しい使い方を提案してくれる団体さん、ZOOでやりたい、ZOOじゃなきゃできない!と言ってくれる団体さん、待ってます!!(BY小屋付きさん)」
シアターZOOの良いところ
ZOOの良いところはなんといっても、劇場が公演を企画しているところ。フランチャイズ劇団には劇場と併設した稽古場が与えられており、劇団と劇場が密着した環境で数々の名作が生み出されていきます。
また、参加劇団を公募して毎月1回以上の公演をプロデュース。お客さんにより良いものを届けるために、応募団体は全国各地から厳選しています。様々な劇団の発想やパワーを取り入れるチャレンジを続けることで、常に新しいZOOを求めてチェンジ!チャレンジ&チェンジ!!!
小屋付きさんからのあれこれ
・おすすめのお店
→食べ飲み屋SUWA!! ハムプロジェクトのすがの公さんが店長。演劇人が自然に集まるすてきなお店。他にもおいしいお店、たくさんありますよ~。
・裏話
→電話番号がそっくりの製麺屋さんがあるらしい……。年に数回は「かえ玉ください!」と電話がくるとか。きっと向こうにもZOO関係の間違い電話がかかっていますね~。
小屋付きの笠島さん(左)と阿部さん(右)と小鳥。ZOOには動物の小物や人形がたくさんです。
・こだわり

こだわりの座布団と椅子。ふっかふかですね!
→ZOOがこだわったのは、座布団!!たしかに一芝居観るとおしりが痛くなりますよね。しかしZOOの座布団は発注物の完全オリジナル。低反発素材使用でソフトにお尻をキャッチ!安心してお芝居に集中できちゃいます。よ~く吟味したおしゃれな椅子もちょっと良い気分にさせてくれるアイテムです。
・思い出
→ ZOOにはいろんな劇
劇団さんが置いていくものがいっぱい。なんとそのほとんどが劇で実際に使用した小道具や大道具。「あ、あの劇で使っていたテーブルだ!」なんてわかっちゃったら、マニアには嬉しいですよね。思いでが残る劇場、ZOOです!
・ハプニング
→演劇はナマもの、ということでハプニングはつきもの。本番直前にトイレが詰まったーとか、酔っ払いのいびきがすごい~とか…。小屋付きさん情報によると、酔っ払ってる人は入り口ではなぜかしっかりしているから気づきにくいのだとか。受付さんはお酒臭い人に注意!
取材担当者感想
「ふらっと立ち寄って演劇を楽しんで欲しい。多くのお客さんに演劇を味わって欲しい。演劇の可能性を模索し続けたい!」小屋付きさんへのインタビューで伝わってきたのはとにかくその思い!!小劇場ならではの自由な雰囲気や、アットホームで親密な空間をぜひ、ZOOで味わって欲しいです。ZOOの名とおり、動物園のようなワクワクの時間が楽しめますよ!
取材風景 ご協力、ありがとうございました!